前回の17話~20話に続いて、21話~24話。
ワンピース~感想とあらすじ~
『第21話』招かれざる客! サンジの飯とギンの恩
あらすじ
海上レストランに訪れた、海賊クリークの手下ギン。
「鉄拳のフルボディ」の軍艦から抜け出し、しばらくなにも口にしていないという。金の無い彼を、ボコボコにして店の外に放り出した不良コック。
そんな中、サンジは一人厨房へ。
腹が減ったギンの目の前に、アツアツのチャーハンが差し出される。
食らう、ギン。
ルフィはサンジを仲間にすることを決めた。
感想
たまに断食をする私が思うに、一週間を超える「長期の断食」をした直後、いきなり飯をガッツイたら胃に穴が空きます。ケロッとしている銀は、内臓もさすが海賊といったところでしょうか。
サンジは紳士だけあって、「ポリシー」が多い。「腹が減ったやつは全て客」「レディに暴力は振るわない」「なるべく足で攻撃する」。この回で感動別れしたギンが、いよいよあの金ぴかゴリラを連れて帰ってきます。
『第22話』最強の海賊艦隊! 提督ドン・クリーク
あらすじ
ルフィの雑用も4日目。
霧の立ち込める海に、一隻の海賊船。
サンジに助けられたギンが、同じく空腹の船長ドン・クリークを連れてくる。「食事を下さい」。頭を下げるドン。
「そんなやつに飯を食わすな!」と叫ぶコックたち。
食事を差し出すサンジ。
腹を満たしたドン。
しかし、彼が取った行動はギンの時と違った。
100人分の飯を用意しろというドン。
「船ごと奪う」とまで言い出した。
海上レストラン「バラティエ」は、どうなってしまうのか。
感想
すがすがしいほどの悪役っぷり。声優さんも豪華ですね。
100人分の食料を、用意しようとしたサンジ。もう人情とかではなく、一種の「信仰」的な己のアイデンティティに関わる何か。もしくは「強迫観念」「トラウマ」的な病的なものが、そうさせているとしか思えません。
本人自身も「どうすることもできない」と語っています。全ての始まりは、あの過去に。
奥から「ゼフ」が100人分の食料を持ってきました。いよいよ、ドンとの戦いの幕開けです。
『第23話』守れバラティエ! 大海賊・赫足のゼフ
あらすじ
「赫足のゼフ」を一目見て、おびえるドン。なんと、バラティエのオーナーゼフは、かつてグランドラインを冒険した海賊だった。
ドン・クリークの軍艦50隻は、グランドラインに入って間もなく、たった一人の男「鷹の目」をした男に「斬られた」という。
もう一度、グランドラインへの航海を決めたドンは、情報収集のため、ゼフの航海日誌を力づくで奪うことに。そんな中、一艘の小舟がドンの本船へと近づく。
感想
戦い前の、説明回。
グランドラインがいかに恐ろしいところか。数の強さが通じる世界ではないことを、思い知らされます。逆に言うと、強ければ一人でも渡っていけるということ。
ゼフの過去、サンジの過去もちらっとだけ顔を出しました。いよいよ、ゾロのあのシーンが見れるのでしょうか。
『第24話』鷹の目のミホーク! 剣豪ゾロ海に散る
あらすじ
メリー号を盗んで逃げたナミ。彼女を追おうとするゾロとウソップだったが・・ついに、あの男が現れる。
世界最強の剣豪に、勝負を挑むゾロ。
一太刀目「鬼斬り」
遠く及ばず。短剣一本で受け止められる。
圧倒的な実力差。
あまりにも遠い距離。
それでも引かず。
敗北より、死を選ぶ覚悟。
「久しく見ぬ”強き者”」に対し、黒刀でこたえるミホーク。
決着はついた。
感想
「背中の傷は剣士の恥だ」
「見事」
この「見事」までを1セットとして、大流行しました。侍の国とはいえ、「廃刀令」が敷かれて100年以上たった現在。剣の何たるかを知っている人は、「歴史好き」か「その道の人」くらいなもん。
「剣士ってかっけー」と思わせてくれる回でした。「一騎打ち」というシチュエーションもしびれる。一騎討ちなどお構いなしのモンゴル帝国には、ボコボコにやられましたけど。
続きは>25話~28話